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推薦本

というわけで、紹介する、紹介すると言ってて紹介してなかった本をご紹介します。
題名は「半分の月がのぼる空」です。


▲左から小説版、絵本、コミックス

主人公は三重県は伊勢市にある病院に肝炎を起こして入院。そしてその病院の"重病者しか入院していない"という病棟に、一人の少女が入院していることを知る。主人公の病状は軽く、夜中に病院を抜け出しては看護士の女性に怒られていた。そんなある日、主人公は看護士から、その女の子の話し相手になってくれと頼まれる。看護士もその子の扱いには手を焼いているらしい。恐る恐る女の子のいる病室に入る裕一。そこには長い黒髪の美少女がいた。

とりあえず今現在健康であり、年齢が20代の私たちには、「死」というものはそれほど身近に感じられませんが(もちろん親戚の「死」というものはありますが)、重病であることを自覚している主人公の友人の"彼女"には、とても身近な事柄なのです。

例えば「これから結婚する」というときには、"パートナーの死"ということは普通あまり考えないと思いますが、彼女には「死」ということがとても目の前に見える事柄であり、主人公と二人で決めた覚悟には、私にはとても打たれるものがありました。
皆さんもぜひ、後一読ください。


この話がアニメ化されるという話を聞いた時にはすでに放送されていたのですが、オフィシャルホームページを見たときはちょっと残念でした。まず、全6話という構成。それにクオリティの低い作画。
作画なんぞ、自分の絵からしたらぜいたくはいえませんけど、でもプロなんだし、スポンサーついてるだろうし。
それに、この話は時間をかけてゆっくりと作って欲しかったなぁ…。

とりあえず、ノベルスと絵本は最高です。コミックスはまあまあです。
マジでおすすめのお話です。
by trandiatec | 2006-03-13 23:44 | Comics/Animation
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