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大島に行ってきた その1


▲行きの便でアサインされたANK B737-500 (JA8196) 大島空港にて

 例によってわざとらしいボケなのか天然なのかはよくわかりませんが、私の関西のネット友達、俗に真っ赤な丸い野菜とよばれる方は「大島って言ったら和歌山県の大島以外にない」などと言って、おそらくわからないふりでもして、ボケを狙ったようですけど、白けるばかりで彼の望みどおりにはいかなかったようです。
長ったらしい前置きはともかくとして、私の職場の飛行機好きの有志を募り、「飛行機会」として“伊豆”の大島に行くことになったわけです。

 ルートは、羽田空港に集合して空路大島へ。大島観光をして海の幸を堪能、夜はバーベキューをし、翌日午後の調布飛行場行きの小型機で帰還する予定です。小型機の定員は操縦士をふくめなんと10名、アイランダーと呼ばれる飛行機で、国内外を飛ぶジェット機のように機内を与圧(ジェット機の巡航する高々度の空は空気が薄く、人間は酸欠になってしまう。それを機内を地上と同じ気圧にすることで、酸欠を防いでいる。これを与圧という)せず低空を飛ぶのです。イメージとしてはセスナ機のエンジンを取って両翼に一つずつ付けた感じで。定員が操縦士さん1名を引いた9名ということで、この旅行の最大催行人数は9名に決定。職場の有志を募った結果、当初8名だったところ、予定が入って1人減り2人減り、結局6名で催行となりました。

 余裕を持って当日は羽田空港の第2ターミナルに12時半に集合、私個人は先輩と昼食をとるのに約束が11時半。第1ターミナルのJALのショップで買い物と、若干の写真撮影があったので、モノレールの快速電車を初体験しつつ10時半前に空港に到着。チェックインを済ませ、長玉レンズをカメラバックから抜き取って代わりに衣類を押し込み、三脚とカメラバックは先に預けてしまい、第1ターミナルに向かいます。

 ターミナル間の移動は無料連絡バスを使うか、400m歩くか迷ったのですが、ちょうど出発ロビーから降りたところに連絡バスの乗り場があったので、運動不足解消のチャンスを捨て、バスのお世話に。バスは第1、第2、国際線ターミナルの順に循環していて5分おきに運行している便利な存在。いつもお世話になってしまいます。

 実は所持の財布が就職前だか、専門学校入学前だかに買ったもので、大事に使ってきたつもりだったのですが、最近とうとうファスナーがバカになったので、新しいのを欲しいなと。できれば2つに折りたためるもので、JALのロゴ入りのものが欲しかったのですが、店員氏によると、ロゴ入りの財布はないとのこと。あきらめてポロの財布を購入。続いて今度は飛行機の写真を撮ろうと展望デッキに向かいます。

 南側の展望デッキでは社会科見学の小学生とおぼしき集団にまみれつつ、獲物を物色。めぼしい機体が止まっていなかったので、望遠ズームから標準ズームにレンズを取り替え、ビルの中に入ったのですが、念のために北側のデッキに行ってみることに。しかしこちらにもめぼしい機体がおらずしまいかけたところ、到着機に混じって話題の白黒の機体が降りてきたじゃありませんか。標準ズームを望遠ズームに付け替え、誘導路に入ったところをゲットしました。

 さて、時計を見ると11時10分、そろそろ戻った方が良さそうです。またまた例のバスに乗って第2ターミナルに戻って集合場所へ。昼飯組と落ち合って出発ロビー近くのオープンテラスのパスタのお店へ。先輩2人はパスタを。私は巨大なチーズバーガーを注文。
運ばれてきたバーガーをどう攻略しようか迷うほどダイナミックなはさみ方にちょっとしどろもどろしつつも、もふもふと鮭を捕ったクマが、獲物のわき腹に噛みつくように食いついていると、ポケットの携帯が振動を始め、他の待ち合わせの先輩方から電話が。時計を見ると12時半!

 炭火焼き特有のジューシーな味に舌づつみをうつ余裕もなく、普段の職業病まるだしのスピードで平らげて集合場所に向かいます。集合場所で他の先輩に落ち合うや平謝り。実は私が幹事だというオチです。←最低


▲待ち合わせ場所の羽田空港第2ターミナル。(クリックすると拡大して表示します)

 さて、全員そろったところで航空券を渡して、セキュリティーチェック。幸いに誰も引っかからず、ゲートに向かいます。大島線ぐらいの規模だと当然ボーディングブリッジなどにはつけてくれず、オープンスポットに。しかし、オープンスポットに到着したことはあっても、そこから出発したなく、到着も夜でしたから、今回はまたとない「飛行機を間近に見られる&写真撮影」のチャンスです。ボーディング開始を告げるアナウンスは意外と遅く、ブロックアウト数分前。自動改札機に向かう人数もまばらで、もしかして我々だけと思いきや、乗り込んだ空港内専用の特徴ある平たいリムジンバスの座席はすべて埋まりました。

 ブロックアウトの数分前になってバスは発車。タキシングしてきた飛行機を待ったりしてゆっくりとシップサイドへ。シップはJA8196で、96年に導入された機材です。余談になりますが、ANKのB737-500には自社発注のタイプと海外のエアラインからオペレーティングリースしたものと二通りがあって、それぞれ133席、126席と座席定員が違っています。
 余談はさておき、4割がた座席の埋まったシップは何分か遅れでブロックアウト、CFMエンジンの唸りを聞きながら、A滑走路「RWY16R」へ向かい、南向きにエアボーン。なんかいつもよりピッチが大きいような。400フィートを過ぎ、ヒューンとパワーダウンするエンジン音を聞きながら、エリス嬢に言われたとおりトリムの動きを感じようと少し姿勢を正してみましたが・・・

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うーむ、400フィートを過ぎてオートパイロット(自動操縦)がエンゲージ(投入?)されたからか、なんか何にも感じません。

orz

 というわけで、あれよあれよという間にフラップが上げられ、シップは曇り空を抜け、上層の雲との間に。シートベルトサインがわずかな時間ながら消え、程なくレベルオフ(水平飛行)。席を立ってよいことになりましたが、立った人間は写真撮影にと思ったおいらだけ。どうもわれら6人以外の乗客は大島島民かビジネスの人間らしく、写真撮影をしようと思った人間は私たちのグループだけだったようです。

 一番窓際に座った先輩の「富士山が見えるよ」という言葉に吊られ、2列前の、窓際まで横1列が空いている座席に移り、しばし機窓の景色を撮影します。するとCAさんが天気が悪いでしょうと気の毒げに話しかけてきてくれ、しばし雑談。B737-500の代替機であるB737-700ゴールドジェットの絵葉書を、参加人数+仕事などで居残り組の人数分をいただき感謝です。

 シートベルトサインが消えて大した時間も経たずに再びシートベルトサインが点灯。自分の座席に戻ると、すぐにシップはディセント(降下)を開始。風向きは北かららしく、いったん大島空港の上空を抜け、南側からターンして北向きにアプローチします。何事もなくランディング。いけません。あまりにはしゃぎすぎたため、時間の記録を一つもしていませんでした。(;´Д`)

 滑走路の端のほうまで行って機は180度ターンし、誘導路を通って大島空港の駐機場に停止。B737シリーズの特徴である機体に装備されている階段を使って降り、他の乗客がまっすぐターミナルビルに向かうなか、ミニ撮影会の開始。ANAのGHさんの視線が(汗)

 そんなわけで、私を含め職場の6人は無事大島に到着したのでした。

つづく
by trandiatec | 2006-05-12 23:19 | Travel
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